THINK119 四角大輔

2022.09.16

今回のゲストはニュージーランドの原生林に囲まれた湖のほとりで暮らす執筆家の四角大輔さんです。
学生時代、ニュージーランドに留学中の親友から、手紙と湖の写真が届きあまりの美しさに震え、まだ一度も行ったこともない中、いつかニュージーランドへ移住すると決意。移住される前、新卒入社したソニーミュージックに9年、ワーナーミュージックに5年半勤め、プロデューサーとして数々のミリオンヒットを手掛け、毎日忙しい日々を過ごすなか、自然に触れていないと心が死んでしまうと、過密スケジュールを徹底的に管理し、休日は湖や山に出かけるという生活を続けられていたそうです。
四角さんが生まれたのは、大阪の郊外。里山や田畑、林がたくさんの場所で幼少期の頃から自然のなかで遊ぶことが大好きな少年時代。小学校低学年の頃、地球儀を見て日本の小ささと「日本語しかできないと本当の自由はない」と思い、学校でも英語だけは真面目に勉強。高校3年生の時には、念願だったアメリカ留学へ。海外での人生初チャレンジとなった1年間の留学体験を。大学では、学業に費やす時間は最小限に抑え、1年の大半を自作のキャンピングカーで日本中を旅行。そんな中でも英語の勉強だけは真面目に取り組み結果、学生時代にTOEIC900点、TOEFL650点を取得。
1999年、一枚の写真で夢がはじまり、初めてニュージーランドを訪れたとき、機内の窓から見下ろした湖の美しさは今でも忘れられないと話されます。実際に足を運び、絶対に住むんだという決意を固め、すっかり心を奪われてからは毎年、忙しい仕事の合間を縫ってニュージーランドへ。永住権を2009年に取得し、15年間勤めた会社を退職、今から12年前の2010年にすべてを手放してニュージーランド移住の夢を叶えました。現在は、小さな田舎町から約20kmの距離にある、原生林に囲まれた湖のほとりで暮らす四角さん。目の前に広がる湖は、湧き水ベースということもあり、電気式ポンプで湖水をくみ上げる形で飲料水も自給し、庭にはオーガニック野菜を育てる菜園とハーブ園、小さな果樹園があり、ご自身の働き方は、週3日午前中だけ働き、「今一番やりたいこと=育児」のための超時短ワークスタイルで日々を送る。「不便な大自然での半自給自足の生活は、圧倒的に気持ちよくて感動的、究極の贅沢だと感じています」と語る四角さん。働き方や自然との関わり方、また先日14日に発売されたばかりの著書『超ミニマル主義』についてなど、ぜひ会場でお聞きください。たくさんのご来場お待ちしております。

THINK 119
日時:9月30日(金)
開場 19:00〜
開演 19:30〜21:30
会場:広島市中区舟入本町15-1 サポーズデザインオフィス3階
会費:1,000円(予約不要)

<注意事項>
※感染対策のため換気を行いながらの開催となります。
※感染対策のため、可能な限りマスク着用でのご来場をお願いいたします。
※受付に消毒液をご用意しますので、ご利用をお願いいたします。
※椅子席は先着100席までとなります。以降は立ち見となります。
※ご来場が多数の場合は入場をご遠慮頂く可能性がございます。予めご了承下さい。
※駐車場・駐輪場はございません。恐れ入りますが、近隣のご迷惑となりますので、公共交通機関でお越し頂きますようお願い致します。

Profile
四角大輔/YOSUMI DAISUKE
執筆家/森の生活者 /Greenpeace Japan & 環境省アンバサダー
レコード会社プロデューサー時代に、10回のミリオンヒットを記録した後、ニュージーランドに移住。
湖畔の森でサステナブルな自給自足ライフを営み、場所・時間・お金に縛られず、組織や制度に依存しない働き方を構築。第一子誕生を受けてミニマル仕事術をさらに極め、週3日・午前中だけ働く、育児のための超時短ワークスタイルを実践中。ポスト資本主義的な人生をデザインする学校〈LifestyleDesign.Camp〉主宰。著書に、『人生やらなくていいリスト』『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』『バックパッキング登山入門』など。2022年9月14日、新刊『超ミニマル主義』発売。