中庭でつながる
クライアントのバックグラウンドであるイギリスの歴史を保ちながら、日本らしさを加える事で、新しい会社の価値を発信できるオフィスになればと考え、イギリスのコートヤードと、日本の枯山水の庭園を結びつける事に挑戦しました。
全ての機能を中央のコートヤードに配することで、そこはメイン動線であり、ラウンジ、キッチン、簡易な打合せ、人々が集まる場所になります。枯山水の石のような在り方で、中央にはカウンターのボリュームを設け、そのカウンターを取り巻くように、様々な人が集まり、行為が生まれていきます。自然と集まる場所があることで、これまでとは違う働き方やコミュニケーションが生まれると考えています。
グロブナーが開発したメイフェア地区の、赤や石などの素材感を大切にし、日本特有の素材も、色味を合わせるようにして、空間を構成しました。
イギリスと日本の共通点を大事にしながら、どちらの文化も継承するような場所になればと願っています。