TORANOMON WHITE FOREST

距離により変化するオブジェクト

冬に現れる霧のような
形があるけれども輪郭があいまいな存在
遠くから見るとぼんやりと見え
近づいていくと存在が現れる
人との距離により変化することを考えた

人との距離により変化するオブジェクト

虎ノ門ヒルズの期間限定で設置されるためプロジェクトである。

期間限定という、時間が限られている状態を表現するために我々が考えた事は現象のような作品を作り出すことであった。冬に現れる霧のような、形があるけれども輪郭があいまいな存在のように
オブジェクトは細い線材の集まりによって現れる。遠くから見るとぼんやりとして、近づいていくと存在が現れ、人との距離によってオブジェクトが変化しているとも言える。

多様化する社会背景の中、我々は非常に曖昧なものに興味をもっている。それは現象のようでもあり、明確な存在を持つともいえる、多様な建築とも言えるのではないだろうか。そんな不明確な明確さによって新しい建築の姿を、今は模索し続けている。

data

竣工

2014年11月

所在地

東京都 虎ノ門ヒルズ

主な素材

スチール

設計期間

2014.10-2014.11

会期

2014.11.28-2015.02.15

施行床面積

5㎡

施工

イシマル

工事期間

2014.11

credit

写真

矢野 紀行

担当者

谷尻 誠

吉田 愛

西永 竜也