三次の家

閉じながら開く

電車の音と視線を避ける為に
建物内に配置した「光庭」
建物内に内部と外部を混在させることで
内と外の関係をより近い存在にしています

閉じながら開く

JRの線路と隣接した敷地に建つ住宅の計画です。

電車の音と視線を避ける為、外壁に開口部を設けず、建物内に配置した「光庭」から間接的に採光と換気を設け、周辺環境を気にせず、外を感じる事が出来ます。ボックス形のボリュームは、「光庭」になっているものや、室内の収納となっているものがあり、建物内に内部と外部を混在させる事により、内と外の関係をより近い存在にしています。

この「光庭」から、夜は月や星が見える日があります。閉じながら開く、この矛盾した関係を解決した新しい住宅の形になりました。

data

竣工

2012年02月

所在地

広島県三次市

用途

住宅

構造

W造

階数

地上2階建

設計期間

2010.05-2011.05

施工期間

2011.04-2012.02

敷地面積

278.68㎡

建築面積

70㎡

延床面積

122.08㎡

credit

施工

直建

構造設計

オーノJAPAN

写真

矢野 紀行

担当者

谷尻 誠

吉田 愛

小松 隼人

福間 優子