バラバラなまとまり。
ずっと考え続けてきた。
内と外が混ざりあった場所。
未完成という完成。
あることとないことの関係性。
これまでの概念にない場を作る、
矛盾した状況を成立させるようなことを。
ただ星は、
そのひとつひとつに意味や機能はなくても、
結びつくことで「星座」という、
新たな意味を生む。
木は一本一本、それぞれ違う形だけれど、
まとまることで「自然」という、
美しい風景を成す。
みんなが知らない、気づいていない、
思いもしなかったことを、
バラバラで混沌とした何かを、
ともに結びつけ、時に発明することで、
不意に訪れる新しい世界。
数多のプロジェクトと出会い、
愚直に解決していくうち、
そのすべてが、社会の問題提議へと
つながっていくことに気づいた。
価値を変える。価値を生む。
それを、ずっと考え続けている。